えつり赤にんにく

「えつり赤にんにく」は江戸時代中期頃から秋田県大館市えつり地区で栽培が続く伝統野菜です。

特有の辛味と風味が特徴的で、アクセントのある薬味としてお楽しみいただけます。熱を加えることで辛みが甘みに変化するため料理した際の味や風味の変化を楽しめる一品です!

えつり赤にんにく

■えつり赤にんにくとは

秋田県大館市でのみ採石できる貴重な地域資材「緑石凝灰岩の十和田石」、県産ブランドの比内地鶏の有機堆肥など、地元資源を積極的に活用しています。緑肥を使用することで土に有機物をふんだんに補給することで、十和田石の働きをさらに活性化させ、にんにくづくりに必要な肥沃な土壌を作り出します。土壌処理剤を使わず、毎年土壌診は断を行うことで、良質で安心安全な土づくりを実現しています。良い土で作物を創ることが、当店で最も大切にしていることです。

9月下旬～10月中旬に定植し、雪の下で育ったにんにくを６月中旬～７月上旬にかけて収穫します。

収穫直後は温度を管理して3週間ほど乾燥させ、乾燥後はにんにく専用の特別な冷蔵庫で保管します。10月下旬頃から本格的な出荷作業が始まり、春にかけて出荷が続きます。

購入後は湿度が高すぎない冷蔵庫か、風通しの良い場所で保管するとよいです。

■おすすめレシピ

  • 焼き鳥（ももにんにく）

    ねぎの代わりににんにくを使うことでより味わい深い焼き鳥になります。お酒のお供にピッタリです。

  • 薬味として（おろしにんにく）

    お刺身のワサビの代わりになります。おすすめは水だことの組み合わせ。試してみる価値ありの美味しさです。

  • アヒージョ

    オリーブオイルでゆっくりと熱を加えることで、にんにくの旨味と風味が食材にしみわたり、食欲をそそります。

  • ホイル焼き

    ジャガイモのようなホクホクした舌ざわりに、にんにくの旨味が加わります。一度食べたら箸が止まりません。

■「環境保全型農業」への取り組み

当店の農作物は全て「環境保全型農業」に取り組んで生産しております。

十和田石、比内地鶏の有機堆肥、緑肥等を用いた健康な土づくりに加え、出荷準備の過程で生じる廃棄野菜等の植物性残渣をバイオ炭にして圃場に戻す取り組みを始めます。
日本古来の技法である炭を土に戻す取り組みは、カーボンニュートラル社会を目指す運動を背景に、世界的に注目されています。これらの取組により減化学肥料、減農薬を実現し、環境保全型農業を積極的に推進していきます。